金魚の基本的な飼い方
どの種類でも共通している飼い方を紹介します。
初心者の方向けです。
用品
金魚を飼うために必要な用品は次の通りです。
・水槽
・エアレーション
・カルキ抜き
まずはこの3つがあれば最低限の飼育が可能です。
ろ過装置はあった方が良いですが、必ずしも必要ではありません。
しっかりと水替えを行えるようであれば無くてもかまいません。
また、隠れ家はヒレが引っかかってしまうので必要ありません。
水槽の底の色が黒っぽい方が金魚がキレイに発色しますので、
黒っぽい砂利を入れると良いです。
エサ
エサについては、各メーカーから様々なものが出ています。
おおまかな種類は次の通りです。
栄養別:
・標準飼料
・増体用飼料
・色揚げ用飼料
・低温時用飼料
性質別:
・浮上性
・沈下性
時期や大きさ、種類によってエサを使い分けます。
最初は思った以上に少なくしても大丈夫です。
金魚はとても低燃費で活動しますので、毎日少しあげれば元気です。
逆にエサの量が多すぎると消化不良を起こしたり、水が腐ってしまいます。
かと言って、多少やりすぎても問題はありません。
水温が20℃を超えていれば、欲しいだけ与えてもあまり病気にはなりません。
エサの種類としては他にも冷凍されたアカムシやミジンコ等がありますが、少し高価で上級者向けなので割愛します。
飼う金魚の数
水槽に入れる金魚の数も考えなければいけません。
お店では水槽の中で沢山飼われていますが、これは過密です。毎日水を替えたりエサの量を少なくして対応しています。
基本的には1匹あたり最低でも5リットルは必要です。出来れば1匹あたり10リットルは欲しいところです。
握りこぶし程の大きさの金魚であれば、50リットル程必要です。
60センチ水槽(65リットル)ならば、5匹以内にすると飼いやすいです。
イメージとして、「ちょっと少ないかな?」という数で飼育をすると比較的飼いやすいです。
水替えのやり方
水替えについては、調べてみると「週に1回」「3日に1回」等、いろいろな情報が見つかると思います。
なぜなら、水替えの頻度には正解がないからです。
強いて正解を言うなら、「水替えが必要な時に水替えをする」というタイミングになってしまいます。
当たり前のことですけどね。
その“水替えが必要な時”というものの見極めが非常に難しいので、
最初は「できる限り頻回に、最低でも2週間に1回は水替え」という言い方になります。
水は水道水をカルキ抜き剤を使うか、2日ほど汲み置いたものを使います。
水温は新旧で合わせてあげて下さい。理想は1℃以下のズレです。
替える水の量は、水替えを1週間に2回以上やる様であれば全量交換でも問題ありません。
1週間以上のスパンで水替えをする場合、水質変化が激しくて金魚に負担がかかってしまいますから、
3分の1ぐらい古い水を残して水替えをしてあげて下さい。